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1.40年間の推移
この40年間(昭和41年〜平成17年)の人身事故発生件数、死者数、負傷者数の推移を下図に示す。警察白書(平成17年版)の図に、「物件事故」(警察から事故証明用に、自動車安全運転センターに引継がれたもの)を赤実線で、「自動車走行キロ」(国土交通省「自動車輸送統計年報」によるもの)を黒実線で書き加えている。

昭和54年を節目にして、その後の25年間、人身事故(負傷者数)及び物件事故は、交通量の伸びを上回る勢いで増加している中で、死亡事故(死者数)だけは、平成4年を境に、その後は安定減少を続けている。それまで、人身事故と死亡事故の間にあった相関関係は、完全に崩れている。
また、増加を続けた交通量にも変化の兆が見える。自動車走行キロは、平成16年減少に転じ、17年は更に減少している。人身事故の17年値も減少に転じ、物件事故もピークに達した。自動車交通は、交通量減少という新局面を迎えている。
2.自動車走行キロ当たりの事故率の推移
軽自動車が含められた昭和62年以降の自動車走行キロ当たりの事故率の推移を、下表に示す。

この20年間で、1億走行キロ当たり死者数は、1.8から0.9まで半減し、国際比較の30日死者数でみても1.0で、先進国で最も安全な水準に達している。
これに対し、1億キロ当たり事故件数は、昭和末期に110を切ってから、その状態が続いていたのが、この数年は120と約1割高くなっている。また、負傷者数でみても、130から150と1割強高い。
物損事故を含めた事故総量でみても、1億キロ当たり事故率は、昭和62年の480からこの数年は530と約1割高くなっている。
平成18年の人身事故は前年に比べ5%減、昨年(19年)も速報値では5%減と伝えられているが、交通量も減少しているので、事故率が下がっているかどうか定かでない。
これからは、物件事故を含めた「事故総量の減少」が課題といえよう。 |